HPにアップしようと思ったけど、どうせ知り合いしか読まないし、FIやってないと読んでもわからないのでブログに書いてみるー(ぁ
どうも、細雪ですこんばんわ(´ω`)ノ
元ネタはこちら「Fales Island」
今週の細雪の結果はこちら「細雪の結果」
さて。というわけでお話のはじめりです。
~序章・世界のハジマリ~
世界は、不思議でいっぱいだった。
空を飛ぶ猫がいるかと思えば、首が3つもある犬がいたり
上半身が人で下半身が馬なケンタウロスがいるかと思えば
上半身が馬で、下半身が人の馬ヘッドだっている。
世界は不思議でいっぱいだった。
例えそこが、人の手によって創られた、偽りの世界だったとしても。
猫の目と尻尾を持つ、変わった人間。ていうかキメラ。
本能に非常に忠実で、好奇心は旺盛。
お腹が空いたら食べ、眠くなったら眠る。
身長152センチメートル、体重43キロ
座右の銘は「なせば成る」
好きなものは油揚げ。
嫌いなものはネズミ。
これは、そんな世界に生きる、こんな生き物の物語―
~夢の島、Fales Island~
空は、青かった。
燦々と降り注ぐ鮮やかな太陽の光が、朝の張り詰めた空気を優しく溶かしていく。
季節は秋―
夏の暑さを乗り越えた、涼しくて過ごしやすい秋晴れの空だった。
「わぁ・・・ようやく、島が見えてきたんだよっ!」
女性・・・というにはまだ若いか。
少し幼さの残る、元気な声が船上に響いた。
一週間も狭い船の上で過ごしてきたからだろう、彼女は少しなまった感じのある体をぐっ、と伸ばし、まずは軽く準備体操をすませた。
それから部屋に戻り、荷物をまとめて再び船上に戻ってくる。
そしてだんだんと近づいてくる島を眺めてははやる気持ちを抑え、上陸の時をいまかいまかと・・・
「と、いうわけで・・・突撃なんだよっ!」
待ったりはしたりはしなかった。
服を脱いであっというまに水着になると、彼女は衣装と荷物を頭の上に乗せて、船上から海に飛び込んだ。
陸が近づくにつれ速度を落とす船をあっさりと追い抜き、猛烈な勢いで陸に向かって泳いでいく。ただし、犬掻きで。
「思ったよりも水が冷たいんだよー!」
秋ですから。
尋常ではない速度で犬掻きをしながらどうでもいいことを叫び、彼女―細雪は、港から少し離れた浜辺に上陸した。
ふるふると体をふるって水気を飛ばし、タオルをだして体を拭きながら、改めて島の様子を確認してみる。
Fales Island―夢幻の島。
実在しているのかしていないのか―この島で手に入れた財宝や経験は、島を離れると全て消えてしまうという、なんとも不思議な島だった。
ある人は、一生遊んで暮らせるほどの財宝を手に入れたはずなのに全てが泡となり、またある人は、世界を征服できるほどの力を手にしたはずなのに、島を離れたら元の能力に戻ってしまったという。
現実に存在する夢幻。
長期休暇になると、ゲーム感覚でこの島を訪れては、現実に限りなく近い冒険を楽しんでいく人たちであふれる島だった。
しかし、夏休みも終わりを告げるころ。
島の主を名乗る者から世界中に向け、あるメッセージが届く。
『7つの宝玉を集めよ。そうすれば島で手に入れた諸君らの財宝は失われはしない。宝玉は島にある!待っているぞ・・・ふははははは』
手書きのメッセージなのにわざわざ笑い声を書き入れた、なんともいれずガキっぽいメッセージだった。
常識のある一般の皆様は、これは観光シーズンが終わり、激減する観光客を引きとめようとする戦略だろうと気にもしなかったが、多くの暇人たち・・・もとい、自称冒険者たちは、われこそはと島に大挙して押し寄せているのだった。
「なんだか・・・野性味のあふれる島なんだよ。」
そんな暇人の一人。
細雪は、太古のままの自然を目の前にし、わくわくと胸を躍らせていた。
噂に聞いてはいたものの、実際にこの島に上陸するのははじめてだった。
ある人いわく、変態がいる島。
またある人いわく、世の中雑草だって喋れる時代。
またまたある人いわく、質素な保存食を合成すると宝石ができちゃうという不思議。
一体、この島には何があるんだろう?
そんなわけで続きはまた来週。
次回はI.NETのメンバー何人か出しちゃおうかなー。
じゃ、また(*・ω・)ノシ
どうも、細雪ですこんばんわ(´ω`)ノ
元ネタはこちら「Fales Island」
今週の細雪の結果はこちら「細雪の結果」
さて。というわけでお話のはじめりです。
~序章・世界のハジマリ~
世界は、不思議でいっぱいだった。
空を飛ぶ猫がいるかと思えば、首が3つもある犬がいたり
上半身が人で下半身が馬なケンタウロスがいるかと思えば
上半身が馬で、下半身が人の馬ヘッドだっている。
世界は不思議でいっぱいだった。
例えそこが、人の手によって創られた、偽りの世界だったとしても。
猫の目と尻尾を持つ、変わった人間。ていうかキメラ。
本能に非常に忠実で、好奇心は旺盛。
お腹が空いたら食べ、眠くなったら眠る。
身長152センチメートル、体重43キロ
座右の銘は「なせば成る」
好きなものは油揚げ。
嫌いなものはネズミ。
これは、そんな世界に生きる、こんな生き物の物語―
~夢の島、Fales Island~
空は、青かった。
燦々と降り注ぐ鮮やかな太陽の光が、朝の張り詰めた空気を優しく溶かしていく。
季節は秋―
夏の暑さを乗り越えた、涼しくて過ごしやすい秋晴れの空だった。
「わぁ・・・ようやく、島が見えてきたんだよっ!」
女性・・・というにはまだ若いか。
少し幼さの残る、元気な声が船上に響いた。
一週間も狭い船の上で過ごしてきたからだろう、彼女は少しなまった感じのある体をぐっ、と伸ばし、まずは軽く準備体操をすませた。
それから部屋に戻り、荷物をまとめて再び船上に戻ってくる。
そしてだんだんと近づいてくる島を眺めてははやる気持ちを抑え、上陸の時をいまかいまかと・・・
「と、いうわけで・・・突撃なんだよっ!」
待ったりはしたりはしなかった。
服を脱いであっというまに水着になると、彼女は衣装と荷物を頭の上に乗せて、船上から海に飛び込んだ。
陸が近づくにつれ速度を落とす船をあっさりと追い抜き、猛烈な勢いで陸に向かって泳いでいく。ただし、犬掻きで。
「思ったよりも水が冷たいんだよー!」
秋ですから。
尋常ではない速度で犬掻きをしながらどうでもいいことを叫び、彼女―細雪は、港から少し離れた浜辺に上陸した。
ふるふると体をふるって水気を飛ばし、タオルをだして体を拭きながら、改めて島の様子を確認してみる。
Fales Island―夢幻の島。
実在しているのかしていないのか―この島で手に入れた財宝や経験は、島を離れると全て消えてしまうという、なんとも不思議な島だった。
ある人は、一生遊んで暮らせるほどの財宝を手に入れたはずなのに全てが泡となり、またある人は、世界を征服できるほどの力を手にしたはずなのに、島を離れたら元の能力に戻ってしまったという。
現実に存在する夢幻。
長期休暇になると、ゲーム感覚でこの島を訪れては、現実に限りなく近い冒険を楽しんでいく人たちであふれる島だった。
しかし、夏休みも終わりを告げるころ。
島の主を名乗る者から世界中に向け、あるメッセージが届く。
『7つの宝玉を集めよ。そうすれば島で手に入れた諸君らの財宝は失われはしない。宝玉は島にある!待っているぞ・・・ふははははは』
手書きのメッセージなのにわざわざ笑い声を書き入れた、なんともいれずガキっぽいメッセージだった。
常識のある一般の皆様は、これは観光シーズンが終わり、激減する観光客を引きとめようとする戦略だろうと気にもしなかったが、多くの暇人たち・・・もとい、自称冒険者たちは、われこそはと島に大挙して押し寄せているのだった。
「なんだか・・・野性味のあふれる島なんだよ。」
そんな暇人の一人。
細雪は、太古のままの自然を目の前にし、わくわくと胸を躍らせていた。
噂に聞いてはいたものの、実際にこの島に上陸するのははじめてだった。
ある人いわく、変態がいる島。
またある人いわく、世の中雑草だって喋れる時代。
またまたある人いわく、質素な保存食を合成すると宝石ができちゃうという不思議。
一体、この島には何があるんだろう?
そんなわけで続きはまた来週。
次回はI.NETのメンバー何人か出しちゃおうかなー。
じゃ、また(*・ω・)ノシ
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by snowdestiny
| 2007-10-31 21:19